アーメイの本名 グリライ・アミトゥはちょっと変?
2007.04.14 Saturday
2月に原住民の本名“グリライ・アミトゥ(古歷來・阿蜜特)”で身分証を登録すると話していたアーメイ(張惠妹)。
その発言は行政院原住民族委員會(通称:原民會)の目にとまり、“回復原住民傳統名字”(原住民名の復帰)キャンペーンのイメージキャラクターをしてくれないかという依頼が来そう。
阿妹「原」名 古歷來.阿蜜特怪怪的? 07/04/14
その発言は行政院原住民族委員會(通称:原民會)の目にとまり、“回復原住民傳統名字”(原住民名の復帰)キャンペーンのイメージキャラクターをしてくれないかという依頼が来そう。
阿妹「原」名 古歷來.阿蜜特怪怪的? 07/04/14
アーメイは年初に自らのIDカードを原住民名名義“グリライ・アミト”にすることに関心があると述べ、さらにその名前で実験的な音楽を発表したい述べた。“アミト”は母方の祖母の名前でそこに父の名字を加えたものである。妹のsayaは“グリライ・サヤ”、一番上の兄は“グリライ・アンチャン”。アーメイはまだ手続きを済ませていないが、自らのBlogにアミトを登場させ新人として紹介している。
原民會が積極的にアーメイを“回復原住民傳統名字”(原住民名の復帰)キャンペーンのイメージキャラクターとして採用したいと申し出ていることについて、マネージャーの陳鎮川氏はまだしっかりと話し合いをしなければならないと話しつつも、「公益活動、あるいは原住民の助けになることであればアーメイは喜んで参加するだろう。彼女が原住民名に復帰したいと表明したことによって、ファンもそれに倣いたいと思うようになった。まるでそれがオシャレなことのように」と述べた。
イメージキャラクターについて、原民會は「ただ彼女が手続きをするところを撮影し、それを編集してCMやポスターにしたい。きっとまだ悩んでるたくさんの原住民を導くことになるだろう」と語った。
しかしこのニュースについて、“グリライ・アミトゥ”という名前は、原住民の命名方式と違うという指摘もある。ピヌユマヤン(プユマ/ピュマ/卑南族)は母系社会で、命名は父子・母女で異なり、男子は「自分の名・父親の名」女子は「自分の名・母親の名」となるのだ。
それについて原民會は原住民の命名規則はまだ未整理で、あるいはアーメイの部落“タバルク”の独自の命名方式かもしれないし、家族協議の上で決定されたことであって、外野が口を挟むことではないし原民會もこれを尊重するとのこと。
イメージキャラクター採用への誠意を見せるため、現地の研究者と張ママを訪ねることも考えている。
あははは、命名方法やっぱりツッコまれたか。。。
原住民関係の本読むと書いてある方式と違うので、疑問に思っていたんですが、ちゃんと研究者に相談した方がいいよ!!
孫大川先生とか、ピヌユマヤンの研究者(つーか大家ですけど)もいらっしゃるので、これを機会にちゃんと自分たちの部族のことを勉強した方がいいと思いました!
とりあえず公の場にでるときは正装として花環かぶって欲しいわ。
ちなみに新しいマネージャーの陳鎮川さん(通称:川哥/作詞家として有名)は素晴らしいと思います。
ここ数ヶ月のメディアへの露出及び対応も卒がありませんが、この件も要は“政治がらみ”ですから、慎重に対応するという態度に拍手を送りたい。
参考リンク:
原住民申請回復傳統名字,即日起得向任一戶政事務所申辦 (繁体中文)
台灣原住民命名文化- Wikipedia (繁体中文)
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