ANF -- A*mei News Flash --

違法ダウンロードやファイル交換のどこがいけないのか？
無料（or安い金額）で音楽が手に入っていいじゃないか！
そう思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかしCDが売れなければレコード会社の歌手への評価は下がり、次の予算は削られます。
あるいは契約を継続してもらえない、ということもありえます。台湾では1枚CDを出しただけで消えてしまう歌手がたくさんいます。

レコード会社はすぐに改版を出してファンを食い物にしてる？
それは確かに褒められることではないけれど、今は音楽を聞きたいだけの人はダウンロードか盗版（海賊版）を買ってお手軽にすまし、CDを買うのはコアなファンだけです。
CDを売って利益を上げるのが仕事のレコード会社は、確実にお金を取れるところを狙って商品を出すのが当たり前です。

違法ダウンロードで利益が取れなくなった分を、コアなファンに負担させているのです。

90年代後半には盗版が原因といわれる売り上げ不振で潰れたレコード会社もありました。
レコード会社が潰れたり、売り上げがふるわず切り捨てられ、新しいレコード会社と契約できず、フェードアウトしていった歌手もいました。

今はアイドルのCDは売れるけど、実力派のCDは売れません。
売れる物が残り、売れない物は切り捨てられるのが市場原理なら、残るのはアイドルばかりでしょうか？
アイドルは消費されるものですから、飽きられれば売れなくなります。
売れなくなれば捨てられます。

こんな状況でまともな音楽を作ることが出来るでしょうか？
損をしてるのは誰でしょうか？

悪循環のツケを払わされるのは結局リスナーなのではないかと思います。
改版で何枚も同じCDを買わされて、売れない音楽は切り捨てられ売れ筋だけが残り聴ける音楽の幅が狭まります。

そうならないためにも、「いい音楽だな」「素敵な歌手だな」と思ったらCDを買ってあげてください。
それが私たちに出来るせめてもの行為です。

ちなみにご存知の方も多いと思いますが、大陸の百度や捜狐、新浪などのmp3検索も違法にアップロードされた音源ファイルを探し出して、ピックアップしているものです。
百度はアメリカでレコード会社4社に訴えられて有罪判決を受けています。
ビデオアップロードサイトのYOUTUBEも現在訴訟を起こされています。

そういった音源（特にダウンロード可能なもの）をBlogやBBSで紹介することは、著作権侵害の片棒を担ぐことになるということを理解していただければと思います。