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ビデオメッセージ撮影報告書

AUG/05 in台湾(台東)

2005年8月28日に台東で行われた南島文化節に行き、妹力四射の協力でビデオメッセージを撮影してきました。

イベント詳細

これについては別途レポートします。

成り行き

発作的に行った台東のイベントでは終始妹力四射のグループにお世話になりました。
名目上は私設ファンクラブですが、付き人ハイジン(海靜)さんの携帯番号も知っていて頻繁に連絡を取っている彼女たち。
ちょうど台湾にいたmeihoMさんと私は彼女たちとは違う位置でイベントを見ていたのですが、妹力四射副会長のllopから電話で「アーメイが会いたいって言ってるから午後8時45分に楽屋口に来て」と言われました。

はいっっ?!?

なんの心の準備もお土産も用意してない突然の対面でした。

  

楽屋へ

指定されたアーメイ到着予定時間の午後8時45分よりも前、8時15分頃に楽屋口へ。
実はサイトを開設してからアーメイと会うのは初めて。
2002年香港コンサートでアルバムを手渡ししたけれど、面と向かって会話をしたことはなかったのです。
llopからは「一緒の写真を撮ってあげる」と言われてたのですが、「それは遠慮するから、デジカメで日本のファン宛の動画メッセージを撮りたいんだけど」と相談すると「OK、言ってみる」とのこと。

待っている間に気になっていたことを質問してみました。
「『日本のファンが来てるから会ってやってくれ』ってお願いしたの?」
「ううん。海靜さんに『日本のファンも来てるよ』って言ったら、折り返し電話がかかってきて『アーメイが会いたいって言ってるからこの時間に楽屋口に来て』って」

えっ、そうなんだ。。。
向こうから「会いたい」って言ってくれたのだと分かってなんだか不思議な気持ちでした。

予定時間より少し遅れて、アーメイとバンドメンバー・スタッフを乗せた大型観光バスが到着。ものすごい人垣とフラッシュの嵐を少し後ろから見守っていると、だんだん緊張してくるのが自分でも分かります。
「人が散るまでもう少し待った方がいいね」とllop。うわっ、なんか関係者っぽい〜〜〜〜!(笑)。

人が少なくなるまで待つことしばし。
付き人である海靜さんに電話をして今から行く旨伝えると、関係者入り口まで迎えに来てくれましれた。
海靜さんとは初対面だったので軽く挨拶して、舞台の裏を通りテントで作られた楽屋へ。(野外イベントなので楽屋は全部テントでした)

広さ6畳ほどの楽屋にはたくさんの人がいて、壁際にいくつか椅子があり座っている人もいたけれど、大半はスタッフのようで動き回っていました。
恐る恐る入ろうとすると、一緒にいた韻如が「荷物持ってあげる」と言ってくれました。ちょうど私とすれ違いに出ていったのはコーラスの家家でした。
llopに続いて中に入ると、黒いドレス姿で両手をぶんぶん振り回して壁際の男性達と話してる、小柄な女性の後ろ姿が見えました。壁際に座っていたのはパワーステーション(動力火車)のお二人とBiung(王宏恩)。そして彼らを笑わせてるのがアーメイでした。

  

ご対面

海靜さんがアーメイに声を掛けると、彼女が振り向きこっちに来ました。
アーメイがllopの横、私の真正面に立ちます。そしてllopが説明をしてくれました。
「彼女たちは日本から来たんだけど……」
llopの話す声は小さく、全ては聞こえません。アーメイはうんうんと頷いてました。
その様子を見て「あー、この人はきっといつもテンション低めでおとなしい人なんだわ」と思いました。

llopが「こないだ渡したカードブックも彼女たちが作ったの」と言うと、そこでアーメイの表情が変わりました。
急にパッと表情を明るくし、正面に立っていた私を見て「我都有!很喜歡!很漂亮(全部保存してるわ!大好き!きれい!)」と言ってくれたのです。
これまで同じ形態で送り続けていた甲斐があったのか、こないだのと過去数回のカードブックがちゃんと繋がっていたようです。そこでやっと私の目を見てくれました(笑)。
そのとき表情はまるで犬が大好きな玩具を見つけたときのような、心からの喜びを表した顔でした。

アーメイはぺろっと「でも何書いてあるのか読めないけど(笑)」と言うので、「だったら次からは訳します」と私。
すると手でビシィィィ!と静止のジェスチャーをして「大丈夫!練習だから!!」と言ってました。

な、、なんの練習?日本語??

「日本のファンに向けてのメッセージを撮影したいんですが」と言うと、ものすごく溜めの効いた「ハァ〜オ(好!/いいわよ)」というお返事。
「國語(中国語)でどうぞ」と言うと、「いや、日本人には日本語でしょう!」「いや、大丈夫ですから。訳しますから」「でも少なくとも少しは日本語喋らないとだめだわ!」と言い張るアーメイ。(超カワイイ)

「コンバンワー」「私はアメイです」「……あとなに言えばいい?」
えーーー!?「何を言いたいの?」
「うーん」と小首を傾げて悩むアーメイ。(激カワイイ)

ちょうどそのとき何かの取材がやってきて、マネージャーの一秀さんがアーメイを呼びました。
「ちょっと待ってね」と言ってカメラの前に立つアーメイ。隅の方に避ける私達。

するとllopが小声で私に「あなたが台詞を考えて、それをアーメイに伝えて」と言いました。
うむ、そうか。だったらなんと言ってもらおうか……。
アーメイがインタビューを受けている間に、簡単で日本のファンが喜びそうな台詞を考えることになりました。

  

メッセージ撮影

取材を終えてこちらに戻ってきたアーメイに台詞を伝え、その意味を説明します。

「みんな元気?你們好嗎?」
「私はアメイです、我是阿妹」
「早く会いたいです。我想快點看見你們」

この三言の意味を説明すると、また目をキラキラさせて「好!(いいわ)」。
そして下を向きながらブツブツと練習をするアーメイ。
「ミンナーゲンキー」「ワタシハアメイデス」「ハヤクアイタイデス」と繰り返しながら、その場をぐるぐる歩いてる姿は
超〜〜〜〜可愛かった!!激萌え!!!(悶絶)
お見せできないのが残念です。

数回練習してから「好了!(いいわよ)」と言ったアーメイの顔は完全に勝負顔でした(笑)。

チャンスは一度きり。
アーメイがNGならもう一度がありますが、私の失敗は許されません。
「準備いいですか〜?」「はーい!」「1、2,3!」

メッセージビデオ「みんなー、元気?」
「私はアメイです」
「早く会いたいです。」

一瞬の間のあと
「どうぞよろしく」(!!!)
「ん〜〜〜!」と投げキッス。

あっ、アドリブ入れたよこの人!!!!(笑)

一発OKで、しかもアドリブ入り+投げキッス付きという大豊作でした。
まだビデオを見てらっしゃらない方は右の画像をクリックしてfrom A-mei日本語ビデオメッセージをご覧下さい。

別れ際「日本で待ってるからね」と言ったのですが、まさか数ヶ月後に日本に来てくれるとは思いもよりませんでした。

  

感想

率直に言ってとてもいい人でした。

別に何かを期待していたわけではなかったので、お土産も持っていかなかったし、とりあえず何らかの形で「日本のファンが来たよ」ということが伝わればいいと思っていたのですが、このような機会を与えてくれたアーメイ本人、スタッフの皆さん、妹力四射のメンバーに感謝しています。

今回思ったのは「この人は本当は物静かで人見知りなんだろうな」ということ。
ファンにも共演者にも気配りを欠かさないし、一生懸命に取り組んでくれる真面目な人だということ。
それと軽く天然さん(笑)でした。

オマケ

イベントが終わり、大型バスにアーメイとバンドメンバーが乗り込むのを妹射のメンバーと遠巻きに眺めていました。
滅多にやってこない台東出身のスーパーアイドルを目の前にして、たくさんの人が握手やサインを求めてバスに群がっていました。
すると妹射でカメラを担当してる男性メンバーID4が「今日アーメイと話してないや」と言うので、周りのみんなが「行ってこい!」とけしかけます。
馴染みの顔なのでしょう、彼が近づくとアーメイは「あー、来てたのね!」みたいな表情で話しかけていましたが、その内容が……。

「ご飯は食べたの?」
「今日泊まるところはあるの?」

って、、、子供じゃあるまいし(笑)

「食べたよ」「あるよ」と答えると妹射のうちの一人が「無いって言え!」と囃したて
「無い無い!泊まるところ無い!」と大合唱(笑)。
それを見てアーメイも笑っていました。

ふと「次はいつ会えるか分からないなー」と思い、私はバスに近寄って大きな声で「アーメイ!ありがとう!!」と日本語で言うと、彼女は私を発見して窓から手を伸ばしてくれました。
私はその手を握ってまた「ありがとう!」と言うと、アーメイはほほえみを浮かべて「うんうん」と頷いていました。

バスのテールランプを見送って私達も宿へと帰ったのでした。

  

特別嗚謝:張惠妹小姐/高一秀女史/海靜小姐
妹力四射(llop/子欣/韻如/阿Q//阿ping/sushi/阿J/彈珠/小ting/小軒/小畢/jessica/MEGUMI/ID4)

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